第28回 文具大賞 2019 大賞受賞の万年筆「プロシオン」とは

         

グランプリに輝いた万年筆

先日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた「国際文具・紙製品展」に行ってきました。

そこで「第28回 日本文具大賞」の優秀賞受賞10製品の中からさらに、機能部門、デザイン部門でそれぞれ1つずつグランプリが発表されました。

その機能部門にてグランプリを獲った文具、それが今回ご紹介する万年筆

「PROCYON プロシオン」です。

金ペンの良さとステンレスの良さをいいとこ取り!

この、プラチナ万年筆さんから発売された、プロシオンという万年筆。

何がすごいってステンレス製のニブで金ペンの書き心地を実現したところです。

 

なんでも、「五角絞りペン先」という技術によって程よくしなります。

 

今までステンレス製の万年筆というと、金ペンに比べてお安いけれどペン先が硬くてカリカリとした書き心地。

万年筆の醍醐味である強弱が感じにくいという欠点があった。

(もちろん、ステンレスのカリカリした感じが好きな人もいるけど。)

 

それが新技術によって金ペンのようにしなる!

ステンレスなのに、金ペンならではの「しなり」が楽しめちゃうってすごくないですか!?

もちろん、ステンレス製だからお値段がとってもリーズナブルです。

今まで値のはる金ペンに手を出せなかった人でも気軽に買えますね!

 

そんな素敵な万年筆なのです。

古典インクにもチャレンジ!

万年筆のインクというと染料インクと古典インク、顔料インクなどがあります。

パイロットさんの「色彩雫」に代表される染料インクなら、固まっても水ですぐ溶けるのでペン先に悪さはしないです。

でも、せっかく万年筆を手に入れたら、ゆっくり色が変化する古典インクやブルーブラックも楽しみたいですよね。

 

古典インクは没食子インクとも呼ばれ、強い酸性であり金属を腐食させるインクでもあります。扱いが難しいですね。

また、顔料インクもその性質上、こまめなメンテナンスが不可欠で、しばらく書かずにほったらかしにしておくとインクが固まってしまい、ペン先に詰まって書けなくなってしまうなんてことが多々起こる。

こうなってしまうとプロにお願いしてクリーニングをしてもらうはめになります。

ダズミ
金ペンだとその辺すごーく気を使うよね。

プロシオンならとっても強いステンレス製ニブだから、金属の腐食など気にせず古典インクやブルーブラックを楽しむことができる。

今まで、試せなかった顔料インクを使ってみるいい機会だと思います。

万年筆をたまにしか使わない人にこそ試してみて欲しい!

プラチナさんの万年筆にしかない特徴として私も超お気に入りなのが

「スリップシール機構」です。

これはネジ式でありながら、インナーキャップでペン先を完全気密し乾燥を防ぐという斬新な仕組みです。

簡単に言うと、万年筆は手紙を書くときなど年に1~2回しか使用しないって方でも、ペン先が密封されて乾きにくい構造なので

いつでもさらっと書き出せ、フレッシュなインクの状態で筆記することができるということです。

万年筆で筆記する習慣がない方だと、この機能はとってもありがたいです。

私も色々な会社の万年筆を所持しておりますが、プラチナさんのスリップシール機構が付いた万年筆だけは、いつでもフレッシュな書き心地でインク詰まりなどなく筆記が出来て、重宝しております。

色もかわいい

色もポップな5色展開でとってもかわいいです。

  • ディープシー
  • ポーセリンホワイト
  • ターコイズブルー
  • パーシモンオレンジ
  • シトロンイエロー

今までポップでリーズナブルな万年筆の代表で「サファリ」の万年筆が有名どころでした。

が、それに勝るおすすめの万年筆です。

実際に手にしたレビュー記事はこちらです。

 

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